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Paladin とか

前からあるのは知っていたけど試してみたことはなかった Paladin (Haiku 上の IDE) ですが、村井さんのところで日本語入力可というのを見て試してみようと思いました。
というのも、Haiku R1A1 の Pe で日本語が入力できないのに少々不満があるので。
ちなみに CoveredCalc ではそれほど日本語を入力しないので、どうでもいいちゃあいいんですが。

使ってみた印象としては「いいっ!」ですね。
BeIDE を目指していると言うだけあって、よくも悪くも BeIDE 風です。
#ソースファイルのグループくらいは多階層にできてもいいじゃないか……。
もう Pe 使うのに慣れているので、エディタが Pe ベースというのも使いやすいです。

CoveredCalc はソースファイルが多いので、Paladin 用のプロジェクトファイルを作るのは面倒。
Pe + make から乗り換えるかどうかはわかりません。

それはそうと、Paladin のエディタ部分 PalEdit は Pe をベースにしているのに日本語入力ができます。(こちらで村井さんが文字化けすると書かれてますが、少なくとも Haiku R1A1 と BeBits にある Paladin 1.1.0 の組み合わせでは文字化けせずに入力できました)
それをヒントに Pe と PalEdit のソースコードを比べたところ、Pe でエラーが出てしまうのは PText::KeyDown() の中の次の部分が原因のよう。
FailOSErr(Looper()->CurrentMessage()->FindInt32("raw_char", &ch));

PalEdit だと FailOSErr が外されています。
Pe が出すエラーメッセージから考えても、Haiku だと IM(IME) から入力されたときに、メッセージに "raw_char" が含まれてないんでしょうね。
そもそも IM(IME) からの入力の場合、いったい何が "raw_char" になるんだという疑問はあります。

でも BeOS R5 がこのコードで動いていたなら、R5 では何かが入っているんだと思うのでそれを突き止めればいいのかな。
Haiku の問題なのか Pe の問題なのか、それとも両方の問題なのかよくわかりませんが。
by hironytic | 2009-10-08 14:31 | 情報
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