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[CoveredCalc for BeOS] UI をどうしようかな

ビルドは少し前に通るようになりました。
ビルドが通ったからといって、ウィンドウやビューにやってきたメッセージをハンドリングする部分を実装しないと意味がないのでした。

というわけで、キーボードのハンドリングとマウス右クリックのハンドリングを行うことで、キーボードによる電卓上のキーの入力とマウス右クリックのコンテキストメニューが出るようになりました。
コンテキストメニューの方は、[最小化] と [閉じる] は動きますが、[カバーブラウザ] や [バージョン情報] が動きません。

ここで、カバーブラウザもバージョン情報もウィンドウの UI を作る必要があるので、InterfaceElements などのツールを使いたいところです。さて何を使おうかと…。

さらに、Windows 版のカバーブラウザでは、カバーの一覧部分に列のあるリスト(OS 標準の List-View Control)を使っているんですが、BeOS だと標準では提供されていません。
自分で一から実装するのは大変なので、ググってみると Santa's gift bag の ColumnListView を使うか、Vision のソースに含まれている BColumnListView を使うという選択肢があるようです。
それと、もう一つ、カバー名と説明くらいしか表示してないんだから、幅固定で単なる BListView を使うというのもあります。
ちょっとこのあたりで悩み中…。
# by hironytic | 2004-09-06 21:12 | 開発状況

[CoveredCalc for BeOS] ビルドを通すのが大変

BeOS 版の CoveredCalc を Windows 版 (ver 1.00) と同等レベルまで実装しようとしています。
基本的には OS に特化する部分はクラスを切り離して設計してあるので、Windows 版で行った実装が BeOS 版にも適用されます。つまり、OS に特化する部分だけ作ればいいはずです。

ただし、それらのクラスが実装できていない現状でもそれらのクラスを参照するコードは既にあるわけで、ビルドすると大量のエラーが…(まあ、予想していたことですが)。
ビルドが通るようになった頃には、BeOS 版も割とまともに動くようになった頃だということで、ビルドエラーを片っ端からつぶしていく作業が続きそうです。
# by hironytic | 2004-08-29 00:55 | 開発状況

BeIDE から rc を使う

前に書いたとおり
BeIDE GenericTranslator (Bison / Flex)
ソースを改造して rc
BeIDE から使えるようにしました。

~事前準備~
・rc はインストールしておいてください。
・rc (/boot/home/config/bin/rc) へのシンボリックリンクを /boot/develop/BeIDE/tools の下に作成しておいてください。

~改造…やったこと~
・Project Settings で出力ファイル名を RcPlugin にする。
・ResHelper.h, ResHelper.cpp をちょこちょこ変えて RcHelper.h, RcHelper.cpp を作る。
  RcHelper.h は、ファイル名と二重読み込み防止の #define 名、それにクラス名を変えたくらい。
  RcHelper.cpp は、ファイル名・クラス名の変更に加えて、
   - RcHelper::GetToolName() で return "rc"; にする
   - RcHelper::MakeOutputFileName() で、outputName.ReplaceLast(".rdef", ".rsrc"); にする。
   - RcHelper::CreateErrorMessage() で、return this->ParseFileLineError(text, "Error! ", ":", ":", " "); にする。
・Plugin.cpp で、不要な Flex, Bison, Res の Helper から Builder を作るのをやめて、RcHelper から Builder を作るだけにする。
・あとはビルド。

~使い方~
・/boot/develop/BeIDE/plugins/Prefs_add_ons に RcPlugin を置く。
・利用するプロジェクトの Project Settings で、Project → Target にて、
  File Type: text/*
  Extension: rdef
  Tool Name: rc
  Flags: Precompile Stage にチェック
・リソース定義ファイル (.rdef) をプロジェクトに追加する。
・いったんビルドして .rsrc ファイルを作る。
・できあがった .rsrc ファイルもプロジェクトに追加する。

できあがる .rsrc ファイルをプロジェクトに追加しないといけないのはちょっと面倒かもしれません。
まあ、一度やってしまえば後は気にしなくていいわけですが。
# by hironytic | 2004-08-27 23:35 | 情報

[CoveredCalc] ver 1.00 リリース

CoveredCalc for Windows の ver 1.00 をリリースしました。
会社の仕事が、これから新しいプロジェクトに参加する予定になっていて、どうも忙しくなりそうな感じなので急いでリリースしておきました。
それだけに不具合がいっぱいありそうで不安です(ぉ

不具合や気付いたことなどありましたら、メールを送るなり、このブログのコメントに書くなりしてもらえるとありがたいです。
# by hironytic | 2004-08-21 00:10 | 開発状況

BeIDE GenericTranslator

BeBits で BeIDE GenericTranslator (Bison / Flex)なるものを見つけました。BeIDE で様々な外部コンパイルツールに対応させる add-on らしいです。
ソースで提供されていて、対応させるツールに応じて BuildHelper を継承したクラスを作成して、Plugin.cpp にある MakeAddOnBuilder でそれを返すようにすればいいみたい。
(今、手元に BeOS な環境がないのでソースを見て推測で書いてます)

元々は Be の Newsletter に書かれたものみたいです。

で、これを使えば、Haiku OS の rc(リソースコンパイラ)を BeIDE 上から呼び出せるような気がするわけです。
そうなれば、mwbres を使おうとしてたらリソース文字列内に「"」をどう含めたらええんや? とか改行を含めたかったら実際に改行せなあかんのは見にくいぞ、とか文句を言う必要がなくなります。
(実際に rc を使ったことがないので、推測で書いてます)

CoveredCalc の BeOS 版開発には BeIDE GenericTranslator + rc を使おうと思いました。
# by hironytic | 2004-08-20 17:29 | 情報